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平和祈念資料館ってどんなところ?

平和祈念資料館ってどんなところ?

平和祈念資料館ってどんなところ?

1945年(昭和20年)の終戦から、今年で76年になります。
戦争を経験した日本人の高齢化は進み、その経験を語ることができる人は少なくなりました。当時の日本人は、何を思い戦争へと向かったのか?
どこに間違いがあったのか?どこを評価すべきなのか?
悲惨な戦争を二度と繰り返さないために、現代を生きる人達は学ぶ必要があります。
皆様は「平和祈念資料館」をご存じでしょうか?

今回は、悲惨な戦争の記録を展示している平和祈念資料館についてご紹介します。

1:平和記念資料館の特徴

特に若い人達は、平和祈念資料館へ立ち入ったことが無い人もいるかもしれませんし、学校の課外授業で訪れたきり……といった人も多いでしょう。

まずは、平和祈念資料館の特徴についてご紹介します。

 

1-1:全国に点在している

平和祈念資料館は、全国に点在しています。

国立・公立・民間を合わせると70施設以上、規模も様々です。

「思っていたよりも沢山あるな」と感じた方が多いのではないでしょうか。

 

1-2:地区により内容が異なる

後で解説しますが、原爆が投下された広島と長崎の資料館が国立で、最も有名です。

その他、激しい戦地となった地域や、空襲を受けた地域に多く資料館はあります。

もし旅行で他県を出向く事があったら確認してみると良いかもしれません。

 

2:お薦めの平和記念資料館

お薦め、という表現が適当か分かりませんが、日本人であるなら、日本人でなくても日本に住んでいるなら一度は訪れるべき平和祈念資料館をご紹介します。

 

2-1: 国立広島(長崎)原爆死没者追悼平和祈念館

国立であり国内最大の祈念館。言わずと知れた原爆死没者追悼平和祈念館です。

1945年8月6日、アメリカ軍により広島上空から原爆が投下されました。

それによる犠牲者は14万人。そして同9日、長崎上空から原爆投下。

7万4千人の犠牲者を出しました。人類史上初、今現在でも唯一の核兵器の実践使用です。

 

こちらの平和祈念館では、被爆資料や遺品、証言を通じて戦争の悲惨さと核兵器の非人道さを伝え、ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキを訴えています。

 

2-2: ひめゆり平和祈念資料館

大戦末期の1945年3月、アメリカ軍とイギリス軍を主体とする連合国軍が沖縄へ上陸、3ヶ月間に及ぶ激しい地上戦となりました。

死者は18万人、その中には多くの民間人が含まれています。

戦いの中で、沖縄県内にある21の中等学校から14歳~19歳の生徒達が動員され、戦場へと送られました。

特に悲惨だったのが、真和志村安里(現在の那覇市安里)にあった沖縄師範学校女子部・沖縄県立第一高等学校の女生徒達です。動員された生徒222名中136名が戦場で命を落としました。

「降伏は恥である」と教育され、洞窟内に立て籠もり、最後まで降伏を拒み、手榴弾を投げ込まれ命を落とした生徒も多数いました。

 

そんな悲惨な沖縄戦を伝えるのがこちらの記念館になります。

今なお、沖縄県民を心の中には戦争の傷が深く刻まれています。

その証拠に、沖縄のタクシーを貸し切り「適当に観光地を回って」とお願いすると、真っ先にこのひめゆり資料館やひめゆりの塔へ案内する運転手さんも居ます。

本土の人間は、知っておおくべき記録でしょう。

 

2-3:靖国神社遊就館

こちらは、平和祈念資料館とは少しだけ違います。

当時の日本軍人は「靖国で会おう」を合言葉に、死する覚悟で戦地へと向かいました。

そんな戦没者と国事殉難者を祭神とする靖国神社に併設されている資料館です。

その歴史は古く1882年開館、第二次大戦後、閉館に追い込まれましたが、1961年に再開しています。

 

1階玄関ホールと展示室には、ゼロ戦や大砲など、戦争に使用された兵器を展示。

『特攻』と呼ばれていた『人間魚雷』や『人間ロケット』のレプリカも展示されています。

2階展示室には、古代から第二次大戦に至る戦争関連の資料を展示。

また、勲章などの宝物も展示されています。

 

A級戦犯とは何なのか?なぜ東京裁判で裁かれなければならなかったのか?

戦争に関する知識と、国家感を養うことのできる施設です。

 

3:まとめ

今回は、平和祈念資料館についてご紹介しました。

日本は戦争から離れて長いですから、すっかり平和になっています。

しかし、世界のどこかで常に戦争は起き、沢山の人が亡くなっています。

「過去の過ちを繰り返さない」というのが、歴史を学ぶ大きな理由の1つです。

たまには過去に振り返り、思いを馳せるのも良いかもしれませんね。

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