市民消防教室で消化活動を体験しよう
皆さん、市民消防教室はご存じですか?
市民消防教室は、全国各地で行われています。
日頃から、防災の知識や、火災が起こった際の行動を学んでおくことで、万が一災害に合ったときに、とるべき行動がわかります。
行動、知識ひとつで命が助かることがあるので、日頃から防災知識を身に付けましょう。
今回は、市民消防教室の内容、火災現場でとるべき行動を紹介していきます。
皆さん、市民消防教室はご存じですか?
市民消防教室は、全国各地で行われています。
日頃から、防災の知識や、火災が起こった際の行動を学んでおくことで、万が一災害に合ったときに、とるべき行動がわかります。
行動、知識ひとつで命が助かることがあるので、日頃から防災知識を身に付けましょう。
今回は、市民消防教室の内容、火災現場でとるべき行動を紹介していきます。
1:市民消防教室とは
市民消防教室とは、消防局が平成25年度からの事業として自助力向上の促進事業を行い、震災初期に市民が生き延びるための対策について教えてくれるイベントです。
消防が到着する前に亡くなる命がたくさんあり、消防士だけではどうにもならないこともあります。
災害に合ったときに、正しい行動を身に付け、自分で命を守る力をつけることが大切なのです。
また、火災が起こらないことが一番良いので、火災防止の知識も身に付けましょう。
主な体験内容は、濡れ布巾による天ぷら油火災の消火訓練や2号屋内消火栓による消火訓練など実際に消化し、真っ暗な中でも安全に避難する方法などを教えます。
2:火災防止
次に火災防止について紹介します。
火災を未然に防ぐことで命を守りましょう。火災は起こしたくて起こしている人はいません。
気の緩み、注意不足、知識不足によって起こるので日頃の些細な行動が火種となります。
火事になる原因、パターン、注意点を紹介するのでぜひ覚えておいてください。
2-1:出火原因 1位 たばこ
出火原因で一番多いのが、たばこです。
たばこは、火が消えたと思っていても風や他の吸い殻に引火してまた燃え始めることがあるので、灰皿には絶対水を入れて火を完全に消しましょう。
また、ポイ捨ては絶対に止めましょう。多くの方が迷惑をし、最悪、人の命を奪う行動になります。
今年起きた足利市の悲惨な山火事は、たばこの吸い殻によるものと発表されています。
2-2:出火原因 2位 焚火
焚火による火災は全体の8%を占めています。
田舎などでは、まだ物を燃やして処分する方がいますが、法律で廃棄物の焼却行為は禁止されています。
近所の方にも大変迷惑な行為なので絶対に止めましょう。
キャンプなどでの小さな焚火は禁止されていませんが、十分に注意して行う必要があり、万が一のためにバケツに火が消える量の水を入れていつでも消せるようにしましょう。
2-3:出火原因 3位 コンロ
コンロによる火災も多く、原因の多くは火の消し忘れによるものです。
「自分は絶対に火の消し忘れなどしない」と思うかもしれませんが、疲れていてふとコンロを見ると火がつけっぱなし、と言うことは意外にあります。
絶対にないという考えは捨て、毎回、火は消し忘れていないかチェックしましょう。
新しいタイプのコンロですと火を消し忘れている際や、煮物などであまりに長い時間火が付いているときに音で教え、強制的に消してくれるものも出てきているので、買い替えも検討されると良いです。
また、火は消えているけど、しっかり消していなくてガスだけ出ている状態もよくあり、非常に危険なので気をつけましょう。
火が出るタイプのコンロはガスの元栓を毎回締めると安全です。
3:火災が起きた場合の行動
次に火災が起きた場合の行動を紹介します。
正しい行動を知ることで、万が一の時に自分の命、周りの命を救うことができるので、頭に入れておきましょう。
3-1: 避難行動
火災が起こった際は、素早く避難しましょう。
持ち物や服装は気にせずに、口、鼻を布などで押さえてなるべく煙を吸わないよう低い姿勢で脱出してください。
持ち物を取りに行くことが一番危険なので、絶対に止めてください。
3-2:初期消火・消防に連絡
火災になった初期段階で、小さな火の場合は大きな声で「火事だー!」と近所の方に伝わるように叫び、助けを求めましょう。
また、消火器がある場合は、消火器で火を消しましょう。
天井まで燃え広がるほどまで来たら、自力では火を消すことができないので、消防隊や、消防団に助けを求めてください。
消防の電話番号は119番です。
119にかけると、「火事ですか、救急ですか」と聞かれ、「火事です」と答えると、住所などを教えていくのですが、相手が聞き取りやすいように焦らずにはきはきと話しましょう。
もし万が一住所が間違えて伝わると、到着が遅れ事態は悪化してしまいます。
3-3:窓を閉める
火災が起こった場合は、余裕があるのなら窓を閉めましょう。
理由は、窓を閉めることで外の酸素が家の中に入れなくなります。
火は、酸素を取り込むと燃えるので窓を開けておくと燃え広がるスピードが速くなってしまいます。
3-3:ドアを閉める
火災において怖いのは、火だけでなく煙もあります。
一軒家だと非難までの道のりは長くないですが、施設による火災だと、出口までの道のりが長いです。
その場合は避難経路に煙が来ないよう、部屋のドアを閉めて非難することも大切になってきます。
また、アパートやマンションの場合は下までの道のりが長い、下から燃えている場合は、ベランダから脱出するのも一つの方法です。
はしごなどを使用できるようにベランダなどに、はしごを置いておくことを推奨します。
4:まとめ
今回は市民消防教室の内容、火災と消火活動などについて紹介しました。
市民消防教室では、実際に消火活動をし、火災実験なども行われ、どうしたら火は消えるのか、火災が起こる瞬間などが想定できるようになります。
消防車の助けを待っている間に自分でできる正しい行動を覚えておくことで、自分、周りの命が救える場合もあるので、市民消防教室にぜひ参加してみてください。
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