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ライブのスイッチング業務とは?無観客試合でスイッチングはどうやるの?

ライブのスイッチング業務とは?無観客試合でスイッチングはどうやるの?

ライブのスイッチング業務とは?無観客試合でスイッチングはどうやるの?

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、多くの人が集まるイベントが中止されるとともにスポーツの試合も無観客試合となっています。
広い会場を余すことなく映し出す方法にスイッチングという技法がありますが、詳しくは分からない人も多いのではないでしょうか。

今回は、ライブにおけるスイッチングについての概要や無観客試合でのスイッチングの方法についてご紹介していきます。

スイッチングとは

撮影用語であるスイッチングとは、「ライブスイッチャ―」と呼ばれる機材を使用し複数のカメラの映像を切り替える操作のこと。

カメラマンの監督にあたるスイッチング担当スタッフが、複数のカメラ映像をチェックしながら最も良い場面を写しているカメラに切り替えて録画や配信をおこないます。

全体を写している映像や表情をアップで撮っている映像など、うまく組み合わせて切り替えることで臨場感ある映像が実現。

その場のリアルな状況を反映した映像ができるため、タイムラグがなく会場の雰囲気を伝えることが可能です。

通常、映像の編集は撮影後におこないますが、スイッチングの場合は撮影しながらその場で編集をしていることになります。
そのため、撮影が終了した時点で作品が完成している状態です。

スイッチング撮影で必要なスキル

ここでは、スイッチング撮影をする上で必要なスキルについてご紹介していきます。

撮影に関する豊富な知識
スイッチング撮影では、複数のカメラを使用するため、指示を出すスイッチャーはそれぞれのカメラマンへ指示を出さなくてはなりません。

スイッチャーには、一度に複数の映像を見ながら、最適なアングルやズームなどを判断する能力が必要です。
また、カメラや音声の知識、被写体の情報などさまざまな分野の知識が必要です。

そのため、スイッチャーは、撮影に関して豊富な知識を持つスタッフが携わらなければなりません。
良いスイッチャーには、常に冷静で的確な指示を出す能力が求められます。

カメラマンの特性を理解している
カメラマンの特性を把握しなくては、誰にどのような支持を出せばよい映像が撮れるか分かりません。
特に初めて一緒に仕事をするカメラマンの場合、カメラマンの特性や技術レベルを把握するのは難しいため注意が必要です。

新人の場合、技術の向上に合わせて適度に褒め、どの程度のレベルがあるか確認しましょう。ある程度レベルが分かったら、本番では能力以上の指示は出さないようにすることが大切です。

一方で、長年フリーでカメラマンをやってきた人は、クセが強くなかなか指示に従ってくれないことも。そのため、単に支持を出すだけではなく、うまくおだてて必要な指示を出すようにするとよいでしょう。
それぞれのカメラマンに合わせて、的確な指示を出すことが良い映像へとつながります。

このように、スイッチャーには、コミュニケーション能力の高さも必要です。

感情的にならない
指示を出す役割のスイッチャーには、常に冷静でいることが求められます。

思い通りにカメラマンが映像を取れないともどかしく感じたり、きちんと支持に従ってくれないとイライラしたりしてまうもの。

しかし、感情のままに怒鳴りつけたり厳しい口調で非難してしまうと、カメラマンのモチベーションが落ちて良いパフォーマンスが発揮できないこともあります。

特に新人の場合、威圧的な態度で怒鳴ったり支持を出したりすると委縮してしまい、ミスを連発してしまう可能性も。
そのため、感情的にならず常に冷静な態度で支持を出す必要があります。

無観客試合こそスイッチング撮影が魅力的

無観客試合では、観客の声が入らないため閑散としたイメージがあるでしょう。

しかし、観客の映像が映らない代わりにプレーの様子を集中的に撮影するため、より臨場感ある映像が完成します。

複数のカメラでさまざまなアングルから選手の表情や動きをしっかり追うことができ、余すところなく試合を楽しめるというメリットがあります。

また野球の場合、無観客で人の声や音楽が流れないため、バットに球があたる音がしっかり聞き取れると野球ファンの間では評判です。

このようにスイッチング撮影により、臨場感ある試合を観戦することができます。

まとめ

スイッチング撮影には、実に多くのカメラマンとスタッフが携わっています。
それぞれが自分の役割を果たすことで、臨場感のある最高の作品を作り上げていると言えるでしょう。

無観客試合でも試合の臨場感を感じることができるスイッチング撮影は、大変好評です。
これから試合映像を見る際には、スタッフの努力に思いをはせてみては、いかがでしょうか。

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スイッチャーを操るサウンドエンジニア
■ Daichi Tanaka

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