コロナ禍で芸人・大道芸人の生活はどうなっている?今後の展開は
新型コロナウイルスは2020年3月から本格的に日本でも影響が出始めました。
そこから早くも1年ほど経ち、今では生活のあらゆる場面で変化が出てきました。
人と会う時にマスクを着用して話すのは一年前ですと失礼に当たる場合も多かったですが、今ではむしろ着けていない方が失礼になりますよね。
そんな中、さまざまな業種の仕事でもこのコロナで影響がありました。
それは芸を売り物にする、芸人や大道芸人にとっても同じことが言えます。
自粛ムードでテレビ番組の在り方が変わってきたり、人が集まる場所でのパフォーマンスがメインだった大道芸は大きく営業を受けた仕事だったでしょう。
今回はそんなコロナ禍で、芸人や大道芸人がどのように生活を変えてきたのか、そして今後どのように変わっていくのかについて書いていきます。
1:芸人・大道芸人の現状
コロナの影響を受けて、テレビ番組でもソーシャルディスタンスが取られ、出演者の間にはアクリル板が設置されるようになりました。
職業柄、距離が近くなってしまう漫才師やコントなどの演劇系の演出は従来型からやり方を大きく変える必要が出てきました。
テレビなどのメディアは広告費を削減する意味でも、彼らの出演する番組を終了させたり、出演者を減らす工夫をやっています。
芸人のSNSでは、そのような厳しい現状が呟かれていました。
また大道芸人に関して言えば、各種フェスなどの野外イベントが軒並み中止になった影響でとても厳しい状況になっているようです。
2021年に横浜市で30年以上続く、日本三大大道芸の一つとされる「野毛大道芸」が、初めて屋内で開催されることになり、開催方法を変えざるを得なくなっています。
2:新しいことを始めた人たち
そんな厳しい状況の中、以前からあるモデルをなんとか打ち破ろうと新しい情報発信を行う芸人たちも出てきています。
2-1:YouTube
2020年は今までテレビやラジオなどのマスメディアで活躍していた芸人が次々とYouTubeで個人チャンネルを開設した一年でした。
有名なところではまず1人目が大御所であるとんねるず石橋貴明さんのYouTuberデビューです。
石橋さんは1ヶ月ほどで100万人登録を達成しました。
石橋さんはテレビにも近い企画を次々と打ち出し人気YouTuberの地位を築きました。
2人目は、昨年デビューの中で大きく登録者を伸ばした江頭2:50さんの「エガちゃんねる」ですね。
テレビではかなりの際どいキャラクターである江頭さんもYouTubeでのウケは抜群でした。
テレビでは個性や刺激が強すぎる人たちもSNSではたくさんのファンがつくという代表例なのではないかと思います。
2-2:note
お笑い芸人の中にはコントや漫才の台本を考えるという才能からとても文才を持っている方も多いですね。
ピースの又吉さんが芥川賞を受賞されたことからも伺うことができますよね。
そして、文才のある芸人からは、しずる村上さん、EXITりんたろーさん、オズワルド伊藤さんなどがブログ発信サービスであるnoteを始め話題になりました。
3:自粛の間は自宅で何していたのか
また、自宅で過ごす時間が長くなった分新しい趣味などに目覚める芸人も多かったですよね。
コロナの影響もあり多くの一般の人が健康などの意識が高まる中、美容を強化する見取り図リリーさんなどもいました。
また体作りという意味では、ミルクボーイ駒場さんが奥さんを背中に乗せて筋トレをするところをSNSなどに上げるなど、今まで以上にプライベートを公開する動きもありました。
また時間ができたことから料理に没頭する芸人も出ました。
料理で有名なロバート馬場さんはもちろん、その影響を受けて千鳥ノブさんも10年ぶりの料理写真をインスタグラムにアップしていましたね。
4:今後の展開
では現状大きく変わってきた芸人、大道芸人のライフスタイルですが今後どのように展開していくのでしょうか。
今回は2つの予想をしてみます。
4-1:オンライン販売
沖縄の放送作家であるキャンヒロユキさんが、お笑い芸人が提供するコンテンツをネットで買えるサービスを2021年の春にローンチします。
登録している芸人はオリジナルの漫才や人生相談など独自のコンテンツをサイトにアップします。
4-2:大道芸も新しい動き
愛知県のイベント総合代理店である株式会社パートナースケッチがチケット制という新しい大道芸フェスティバルを昨年11月に開催しました。
新型コロナウイルスに対する対策をとりつつ、新しい大道芸フェスティバルの形を模索しています。
こちらはクラウドファンディングで広く募金を呼びかけて話題になりました。
5:おわりに
今回は芸人、大道芸人のいまと今後の展開を考察してきました。
今年も新たなコンテンツが立ち上がると思います。
ぜひ楽しみながら応援しましょう。