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日本はeスポーツシーンに取り残されている?プロゲーマーという職業

日本はeスポーツシーンに取り残されている?プロゲーマーという職業

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日本はeスポーツシーンに取り残されている?プロゲーマーという職業

日本では未だにeスポーツは真面目に取り沙汰されていません。これには様々な要因があり ますが、新たな職業と雇用の機会が奪われていることが残念でなりません。

eスポーツに対する誤解と、なぜそのような誤解が生まれてしまうのか、皆さんにご紹介しましょう。

●eスポーツはスポーツなのか
スポーツと聞いて思い浮かぶのは、体を動かして、汗を書いて…の対戦ですよね。もちろん ゴルフや野球のバッター、カーリングなどは比較的動きの少ないスポーツですが、それでも 体は動かします。

対して、eスポーツで動くのは主には手だけです。スポーツと呼べるのでしょうか?

同じことが、カーレーサーなどのモータースポーツ選手にも言えます。「カーレーサーはス ポーツ選手じゃない」といったアメリカのコメンテーターが叩かれたりしましたが、どうし ても人と人との対戦に電子機器が挟まってしまうと、スポーツと認識されにくいようです。
ただし、これは言葉/概念の問題として語ることができます。それまでスポーツと呼ばれて きたものには、共通のイメージがあります。そこに当てはまらないので、違和感を感じてい るだけです。

●eスポーツと身体性
格闘ゲームなどをイメージしていただくとわかりやすいですが、なによりも大切なのは入力 速度と反射神経です。次に大事なのは相手の動きをどう読むかです。

野球選手も配給を読んだり、その逆を突いたり、データで相手の傾向を探ったりしますが、 それと何ら変わりはありません。

また、eスポーツは25歳をピークにだんだん衰えていくと言われており、30歳を過ぎていく とそれまでずっと勝っていた選手も衰えていきます。
瞬間的な発想力や身体能力は、思考能力に比べて衰えやすいためです。

●eスポーツと才能
eスポーツプレイヤーの多くは「好きなだけではダメだ」「練習だけすればプロになれるわけではない」と皆が口をそろえて言います。

様々なゲームがありますが、なかでも作業量の多いゲームとして知られているのが「 starcraft」です。ユニットを配置し、資源を獲得し、各々の動きを把握し、敵ユニットと敵 のベースを破壊するまで終わりません。
正直な所、カジュアルプレーヤーはプレーするまで時間がかかりほどのゲームです。

●麻雀はスポーツなのか
ルーレットとポーカーはカジノでプレイできるゲームですが、片方は運のみの要素であるの に対し、ポーカーは確率論、そして表情を読むスキルが求められます。

2007年、ロシア政府はポーカーをスポーツ認定し、スポーツ競技などでも行われるように なりました。アジアでも同様の広がりを見せており、参加競技ですが大会なども行われるよ うになっています。

●なぜ日本がeスポーツシーンで取り残されているのか
スーパーファミコンやプレイステーションは日本で開発され、世界中でハードとソフトが人 気になりました。しかし、そのゲーム大国である日本では、eスポーツシーンは少しも人気ではありません。

これには色々な理由が考えられます。

●専門チャンネルがない
eスポーツ大国である韓国は、日本と違って多チャンネル文化です。日本だとわざわざスカ パーなどを見る人は少ないですが、韓国では大勢います。

これに韓国ではeスポーツ専門チャンネルがあり、そこからシーンが広がっていきました。

●対戦ゲーム(PCゲーム)がそもそも人気がない
日本人は、世界の人と比べて対戦ゲームに人気がありません。例外は格闘ゲームですが、こ ちらのジャンルではウメハラさんを筆頭に世界的なプレイヤーがたくさんいらっしゃいま す。

しかし、FPSやRTS(リアルタイムストラテジー)、MOBAなどのジャンルになってくる と、一気に人気が落ちます。

日本は、ゲームはパソコンではなくゲームコンソールでするものと思われていますが、それも不利な条件です。

対戦ゲームの多くはPCゲームです。

●メーカーがあまりサポートしない/スポンサーがつかない
卵が先か鶏が先かという議論になってしまいますが、任天堂のような大企業であっても、あまりeスポーツシーンをサポートしようとはしません。

eスポーツをサポートしても、企業イメージが上がるわけではないので、スポンサーもつき にくいです。さらには、対戦をお金を出してみようという人も少ないのが現状です。

あまりアーティクルなどでは語られませんが、おそらくはゲームセンターと不良文化の結び つきも、悪影響を被っていると考えられます。

●eスポーツシーンのこれから
eスポーツシーンは、盛り上がりを見せています。どのスポーツにも言えることですが、な によりも大事なのは競技者人口と視聴者人口です。

ファミ通やゲームメーカー、そしてゲームメディアが一丸となって盛り上がる気合がなけれ ば、おそらく日本でeスポーツが隆盛することはないでしょう。

まとめ
日本でeスポーツがこれ以上のシーンを生み出すことはあっても、これ以下になることはな いでしょう。一つ大きなブレーキングポイントがあればよいのですが、ビッグタイトルの登 場をまつばかりです。

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