コマは日本で生まれた遊びではなかった!? コマの豆知識をご紹介!
皆さん、「独楽」これを何と読むかご存じですか?
これは昔ながらのおもちゃ「コマ」と読みます。
私は恥ずかしながらつい先日まで知りませんでした。
最近ではコマで遊ぶ子供を見ることはなかなかありませんが、大道芸の芸のひとつで、ひもでつながった2本の棒を使い、お椀を2つくっつけたようなものを操っている人を見たことはありませんか?
これはディアボロといい、コマの一種で別名では空中独楽、中国独楽と呼ばれています。
今回はコマとディアボロついてご紹介いたします。
コマの歴史
コマは紀元前2000年~1400年の間にできたと言われており、エジプト遺跡で発見されたものが最古のコマだと言われています。
日本で最も古いコマは7世紀頃にできたと言われており、逆円錐型の木製のコマでした。
奈良平安時代には占いとして使われていたそうです。
中国から伝わったという説の書籍が多く残されていますが、中国から伝わる前から日本独自のコマがあったのではないかともいわれています。
ディアボロの歴史
ディアボロはフランス語なのですが、中国では古くから空竹(コンジュー)と呼ばれていたそうです。
空竹は1700年の歴史があると言われており、少し練習すればすぐに回せるようになることから子供に親しまれたおもちゃの一つとなりました。
コマの種類
ひねりこま…指先でひねって回す
てもみこま…両掌で心棒を揉んで回す
糸引きこま…心棒に紐を巻き、その紐を引いて回す
投げこま…コマに紐を巻いて、飛ばすように投げて回す
たたきこま…鞭などでたたいて回す
など様々な種類のコマがあります。
世界のコマ
コマは日本でも古くから親しまれ、けん玉と並ぶ日本のおもちゃという認識があったと思うのですが、紀元前2000~1400年からあったと言われるだけあって、なんと約50か国もの国々でその国独自の形のコマが誕生しているそうです。
まとめ
紀元前から人々の遊びの中にあった独楽は、練習すれば誰でも楽しむことができ、でも練習しなければできるようになれないという絶妙な難しさのあるおもちゃで、きっと子供の好奇心、闘争心を掻き立て、心も成長させてくれるおもちゃだったのだろうと思います。
日本では昭和末ごろからテレビゲームなどの普及によりコマで遊ぶ子供は激減してしまったそうなのですが、だからこそ今ではコマもディアボロもパフォーマンスのひとつとして芸も進化していったのではないでしょうか。
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参考サイト
執筆者:日本の独楽&世界の独楽