小学生の将来なりたい職業ランキング上位のプロゲーマ―を目指すには?
2017年度の「将来なりたい職業」ランキングではユーチューバーがランクインして、世間に反響がありました。
そして2021年度のランキングを確認すると、初めてプロゲーマーが上位にランクインしました。
プロゲーマーを目指すにはどのような活動をすればいいか、現状の把握と活動内容を確認してみましょう。
小学生の将来なりたい職業ランキング!プロゲーマーがトップ10入り
2021年度の小学生の「将来なりたい職業」ランキングトップ10では、7位にプロゲーマーがランクインしました。
性別にわけるとランクインに入ったのは男子児童で、全15回調査を行ってきましたが初めてのランクインです。
トップ3は毎年変化がなく、2021年度だと1位がサッカー選手・監督など、野球選手・監督など、3位が医師になります。
プロゲーマーのランクインは珍しいことではなく、ランキングでは常に「ゲーム関連(クリエーターなど)」「ゲーム制作関連」が上位です。
つまり、男子児童はゲームへの関心が強く、将来ゲームに携わりたいと考えているのでしょう。
また「プロゲーマー」は昨年より順位が伸びて、より関心が高いことが判断できます。
参考
①小学生の「将来なりたい職業」集計結果 | 日本FP協会 (jafp.or.jp)
プロゲーマーを目指すには?必要な要素を解説
プロゲーマーとはフリーで活動しているイメージがありますが、実際になるには何から始めればいいかわからないことでしょう。
ここでは、プロゲーマーを目指すためにはどのような要素が必要なのかを解説します。
参考
①プロゲーマーになるには?仕事内容や必要なスキルなどを専門学校が伝授! | 声優・アニメ・eスポーツ・ゲーム業界コラム (anime.ac.jp)
②プロゲーマーになるには?eスポーツのプロをめざす方法 | ゲーム情報局 (amgakuin.co.jp)
ゲームが好き
プロゲーマーになるための前提として、ゲームが好きである必要があります。
特にゲームにはレースゲームやシューティングゲーム、パズルゲームなど種類が豊富です。
嫌いなゲームを続けてしまうと長続きせず、上達もしにくくなります。
理想は得意なゲームを選んで、そのゲームを好きになることです。
さらにゲームをプレイするのを好きになり、幅広いジャンルでも対応できるようになると活動の幅も広がります。
スポンサーがつく稼げるゲームを選ぶ
プロゲーマーとして生活するためには、スポンサーがついていて稼げるゲームを選ぶのが重要です。
特に人気がなく、競技人口が少ないゲームだとスポンサーがいない場合があります。
スポーツ業界を例に出すとわかりやすいですが、サッカー選手のユニフォームにはadidasのマークがついていることが多いです。
つまり、スポンサーであるadidasからサッカー選手にお金が渡り、サッカー選手はサッカーの試合を盛り上げることになります。
サッカーが盛り上がればスタジアムに観客が集まり、入場券やグッズが売れて経済効果が高まる仕組みです。
プロゲーマーも同じで、どれだけゲームを盛り上げても、お金を出してくれるスポンサーがいないとお金が発生しにくくなります。
練習をして大会に参加
自分の好きなゲームかつスポンサーがつく稼げるゲームを選んだら、後はひたすら練習です。
練習を重ねたら大会に参加して、実績を重ね続けましょう。
目的はスポンサーからの声かけで、キャリアを重ねる必要があります。
例えば練習を重ねて大会に何度も挑戦して上位を取ると、スポンサーがつく可能性が高くなるでしょう。
仮に上位を取ってスポンサーがつかなくても、賞金が出る大会はたくさんあります。
他にも世界規模の大会に参加して上位まで上り詰めれば、多くの賞金が獲得できるでしょう。
特に競技人口が多い人気のゲームの大会で実績を出せば、数千万円〜数億円の賞金が出ます。
例えば2018年のShadowverseの世界大会だと、賞金が1億円出ました。
認知してもらえるように発信活動をする
大会に出て実績を重ねるだけではなく、認知してもらえるように発信活動をするのがおすすめです。
現代ではYouTubeやTwitterなど、発信できる媒体が多いので誰でもできます。
発信活動がうまくいくと、賞金を獲得できない年でも収入を得られるので魅力的です。
また、賞金を満額もらうためには、プロライセンスを持っている必要があります。
理由は賞金の扱い方で、プロライセンスを保有していると仕事の報酬、保有していないと景品になるからです。
景品の扱いになると景品表示法に引っ掛かり、上限が10万円になってしまいます。
ライセンスを取得するなら、日本eスポーツ連合が発行しているプロライセンス「JeSU」を取得しておくのがおすすめです。
ゲームチームに所属またはスポンサーを獲得してプロゲーマーになる
認知して知名度と実力がついてくると、ゲームチームに所属またはスポンサーを獲得してプロゲーマーになれる可能性が高くなります。
特にゲームチームは、チームプレーのあるゲームだと加入を歓迎している所が少なくありません。
ゲームチームはスポンサーと繋がっているため、固定で給料がもらえるので十分に生活できます。
ゲームに必要な機材をチームから支援してくれるので、個人で活動するより待遇が良いです。
スポンサーから声がかかれば有力な選手に指定され、広告や宣伝に起用されるでしょう。
他にも大会出場を求めら、大会に必要なユニフォームや会場への手配などを行ってくれます。
ぜひ大会で実績を残し、ゲームチームの所属またはスポンサーの獲得をして、プロゲーマーとして活動しましょう。
まとめ
プロゲーマーになるには、ゲームスキルを高めて大会で実績を残す必要があります。
人気のゲームになるほど競技人口が多くなり、上位になるのが難しいでしょう。
しかし、上位まで勝ち続ければ、賞金や固定の給料を得て、プロゲーマーとして活躍できます。