スーパーフード、青パパイヤの調理方法にせまる
パパイヤは果実として扱われますが、青パパイヤは完熟しておらず、野菜として扱われています。
また、アクも多く含まれるため、下処理としてアク抜きが必要です。
本稿では、青パパイヤの下処理から調理方法、そして保存方法までお伝えします。
1:青パパイヤの取扱注意点
青パパイヤは暑さを好む野菜で、初夏から秋口まで出回ります。
青パパイヤには栄養が多い反面、素手で触るとかぶれることがあるため、皮膚のかぶれやすい方は、取扱に必要です。
ここでは青パパイヤの取扱点をお伝えします。
1-1:人によっては手袋が必要
青パパイヤには、タンパク質や糖質、脂質まで分解するパパインを豊富に含みます。
パパイヤを素手で掴む際に、かゆみの生じることもあります。
そのため、皮膚のかぶれやすい方は、手袋をして持ち運ぶことをお勧めします。
1-2:切った時の白い汁には豊富なパパイン
青パパイヤを包丁で切ると、白い汁が出てきます。
この汁にパパインが豊富に含まれているため、なるべく素手で触れないようにします。
また、かぶれやすい方が、パパインに触れた手で体の柔らかい部分に触れると、その部分までかぶれることがあるので注意が必要です。
2:青パパイヤの下処理
青パパイヤは、切ってそのままでは料理に使えないため下処理が必要です。
青パパイヤには、種のある品種と種のない品種があります。
国産では種のある品種が多く、種のない品種は海外からの輸入品が多いです。
ここでは、種のある青パパイヤの下処理についてご紹介します。
2-1:青パパイヤを半分に割り種を取り除く
青パパイヤには、中央部に固い種が入っています。
まず青パパイヤを包丁で半分に割り、スプーンを使い種を丁寧に取り除きます。
青パパイヤの身は真っ白でとてもきれいです。
種を取り除いた後、ピーラーを使い皮をむきます。皮はそれほど固くありません。
サラダで食べるのでしたら、ピーラーで薄くスライスして千切りにするのがおすすめです!
厚くしてしまうと、シャキシャキ感が出ず、ゴリゴリ感が出てしまうので注意!!
そのくらい歯ごたえがあるので、炒め物やスープにももってこいなんです。
2-2:青パパイヤを千切りにしアク抜きする
皮をむいた青パパイヤは、スライサーを使って千切りにします。
ボールに水をはり、千切りにした青パパイヤを投入します。
アク抜きは約10分~30分位行います。水につける時間が長すぎると、パパインが水に流れ出てしまうので注意しましょう。
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3:青パパイヤの料理
アク抜きした青パパイヤにはさまざまな調理方法があります。
ここでは青パパイヤの調理方法をお伝えします。
3-1:青パパイヤのサラダ
まず青パパイヤの生での料理をご紹介します。
下処理した青パパイヤにシーチキンを混ぜ、お好みのドレッシングであえます。
青パパイヤの生食では、もともと含まれている栄養が、他の調理方法よりも多く残っているのでおすすめです。
3-2:青パパイヤの炒め物
沖縄では、千切りにした青パパイヤの、しりしり料理(炒め物)が知られています。
千切りにした青パパイヤとシーチキンを使ったシンプルな料理です。
千切りにした人参を加えて炒める方法もありますので、お好みに合わせてアレンジしてはいかがでしょうか。
3-3:青パパイヤの煮物
青パパイヤは煮物にも適しています。
先に千切りでの下処理をご紹介しましたが、青パパイヤを煮物にする際は、一口大に切りアク抜きしても料理の具材として使えます。
椎茸やタケノコと煮物にしてもよいし、豚肉との相性がよいので豚肉と一緒に煮物にしても美味しく召し上がれます。
3-3:青パパイヤの揚げ物
青パパイヤは揚げ物にも適しています。
青パパイヤは苦味、いわゆる「青味」が強く、その味が好きな人は大切りで食しても構いませんが、チップスにして食べても美味しいでしょう。
薄切りで軽く油を引いてソテーにしてもよく合います。また、餃子の皮などで包んで揚げても良いですが、油の嵩が増してしまいますので、素揚げあるいはかき揚げがおすすめです。
素揚げの際はパパイヤ同士がくっつかないよう、少量ずつ揚げてください。
天ぷら粉を水で溶いて、青パパイヤをくぐらせ、てんぷらとして食べると甘みと香りが出てとってもおいしくめし上がれます。
4:青パパイヤの保存方法
青パパイヤは暖かい地方で栽培されるため保存方法には注意が必要です。
なお青パパイヤは追熟をしないため、保存中に果実としてのパパイヤに変わることはありません。ここでは青パパイヤの保存方法をお伝えします。
4-1:青パパイヤをまるごと保存方法
青パパイヤを丸ごと保存する場合は、新聞紙に包んでビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室に入れておきます。
概ね1週間位は保存できますが、保存時間が多くなるほど 酵素が減るため、早めに料理して召し上がることをおすすめします。
4-2:下処理した青パパイヤを冷凍保存
千切りにして下処理した青パパイヤをジップロックや冷凍保存容器に入れ冷凍します。
冷凍では約一ケ月ほど日持ちできるので、青パパイヤを多めに入手した際は、下処理したものを冷凍保存するのがおすすめです。
5:まとめ
今回は、青パパイヤの調理方法について、下処理からおすすめ料理、そして保存方法をお伝えしました。
今回の記事をご参考に、青パパイヤの料理を楽しんでいただけますと幸いです。
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