インフルエンサーとは?いつごろ使われだした言葉なのか
毎日のようにInstagramやTwitterをチェックするという方も多いのではないでしょうか。
あるデータによると定期的に利用するユーザー(アクティブユーザー)の数は、Instagramの方がLINEよりも多いと言われます。
それほど生活に密着したSNSで、影響を持つのがインフルエンサーです。
最近はSNSを飛び出してテレビなどのメディアで活躍する方も多くなってきていますよね。
また人気のインフルエンサーは今やテレビのCM以上の影響を持つようになっています。
インフルエンサーが使っている商品や、紹介している場所などに人気が集中して売上があがるということはもはや日常になりつつあります。
ではそんなインフルエンサーという言葉にはどのような意味があるのかご存知でしょうか。
毎日聞いているけど意外に意味を知らないということはよくありますよね。
今回はそんなインフルエンサーについて改めて定義をしてみたいと思います。
1:インフルエンサーの定義を再度確認
まずは、インフルエンサーを再度定義してみたいと思います。
今回は広義と狭義の2つの側面から定義していきます。
1-1:広義のインフルエンサー
本来の意味のインフルエンサーとは、世間に与える影響力が大きい行動を行う人物のことを指します。
インフルエンサーという言葉は英語「influence」が語源になっています。
influenceとは影響を意味する英語ですね。
「influencer」と表記すると「影響を与える人」といった意味になります。
マーケティングではインフルエンサーは購買行動を左右する影響力を持つ人と言えますね。
タレントや芸人だけでなく、最近はYoutuberやブロガーなどの影響力のある人も含まれます。
1-2:狭義のインフルエンサー
狭義のインフルエンサーはネット上で、SNSなどを通じて消費者の購買行動に大きな影響力を持つ人のことを指します。
インフルエンサーという言葉はブログ利用者が急増した2007年頃から頻繁に使用されるようになりました。
ブログ利用者の中には、数千〜数万の読者を持つカリスマブロガーと呼ばれる人物が現れました。
その人物が発信した情報が数十万人単位に広まり、大きな宣伝効果を持つようになりました。
最近ではブログのみならず、Twitter、Instagramなど多岐に渡るSNSにインフルエンサーは広がっています。
インフルエンサーの中には、著名人もいれば一般人もいます。 同じインフルエンサーでも、その人がどれだけの人に影響をもたらすか(フォロワー数がどれほどいるか)も様々ですね。
そのためインフルエンサーにも主にフォロワー数によって呼び方が存在します。
今回はその中でもマイクロインフルエンサー、ナノインフルエンサー、の2つについて解説していきます。
マイクロインフルエンサーは、1万人〜10万人のフォロワー数を抱えた人を指します。 一定のフォロワーに影響を与えることが可能です。
このレベルであれば著名人でなくても一般人でも努力次第でなることができるでしょう。
マイクロインフルエンサーはフォロワーが密接に繋がっていることが多く、エンゲージメント率(投稿の閲覧数に対して‘いいね’などのアクションを起こした率)が高いことが特徴です。
投稿に対してより反応してもらいやすいということですね。
またナノインフルエンサーは、数千人~1万人以下のフォロワー数を抱えた人を指します。
一般の人とマイクロインフルエンサーの間に立つ存在ですね。
マイクロインフルエンサーよりも各ジャンルに特化した人が多い為、狙ったターゲットに情報発信をすることができることが特徴です。
ナノインフルエンサーは、信頼関係があり、最もターゲットの身近にいるインフルエンサーです。
2:インフルエンサーの歴史
それではインフルエンサーという言葉はいつ頃使われだしたのでしょうか。
前述もしたように日本で様々なブログサービスが始まり、ブログブームが起こった時期だと思われます。
パワーブロガーと呼ばれるインフルエンサーが数多く登場しました。
現在は動画投稿サイトのYouTube、ニコニコ動画、TwitterやFacebook、Instagram、と様々なSNSやメディアへインフルエンサーの活動の場所は拡がっています。
それぞれのメディアごとに利用ユーザー層の特色があります。
そして、それに伴い各メディアで影響力のあるインフルエンサーにも特色が出てきています。
ここからも様々にインフルエンサーはその役割を変化していきそうですね。
3:おわりに
今回はインフルエンサーという言葉を再度定義付け、そしてインフルエンサーの歴史を振り返りました。
今後メディアが増えるごとにインフルエンサーも役割を拡げていくことが期待されますね。