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エッシャーの絵は何が凄いのか? 錯視と絵画の関係

エッシャーの絵は何が凄いのか? 錯視と絵画の関係

エッシャーの絵は何が凄いのか? 錯視と絵画の関係

上っているようにも下りているようにも見える階段の絵、「無限階段」という名前を聞いたことがある人も多いでしょう。
「無限階段」は、エッシャーの代表的な絵画のひとつ。

現実にはあり得ないような構造を絵画にしたエッシャーの作品は、長い年月を得た現在でも見る人すべてに驚きを与えています。
幾何学模様やだまし絵的な要素がエッシャーの作品の魅力です。
今回は、エッシャーという人物の紹介や代表的作品、魅力について解説していきます。

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【エッシャーについて】

マウリッツ・コルネリス・エッシャーは、1898年から1972年まで生きたオランダの画家です。

画家とはいっても、エッシャーの作品には水彩画や油彩画はなく、400点以上の作品はすべて版画。

版画というジャンルにこだわってたことがわかります。

エッシャーの父親は、仕事で日本に滞在した経験のある土木技術者です。
エッシャーの作品には、目の錯覚を利用しただまし絵のようなトリックアートや幾何学的な絵画など、独創的な作品が多く世界中の人々を虜にしています。

画家として初期のころのエッシャーの作品は、風景や植物など自然からインスピレーションを得た作品が大半をしめています。

しかし、イスラム建築のアルハンブラ宮殿やモスクのタイル壁との出会いをきっかけに作風は大きく変化。
数学的な趣向が強くなり、幾何学構造へ変化していきました。

数学的能力がそれほど高くなかったとされているエッシャーですが、当時の数学者や結晶学者の影響を受け、透視図や双曲幾何学線、平面充填形など数学的な手法によって作品を描いています。

そのため、エッシャーの作品は、数学者や大衆文化で広く知られており、芸術の世界ではあまり知られていませんでした。

実際、現代の美術史でもエッシャーの名前はあまり出てきません。
エッシャーの作品が多くの人に知られるようになったきっかけは、アメリカの数学者マーティン・ガードナーがアメリカの科学雑誌で紹介したことがきっかけであると言われています。

【エッシャーの作品について】

ここでは、エッシャーの代表的な作品について解説していきます

<エッシャーの代表的な絵画「上昇と下降」>
「上昇と下降」は、1960年に制作された不可能建版画として有名な作品です。
「無限階段」と呼ばれることもあり、一度は目にしたことがあるでしょう。

屋根付きの建物に描かれた階段を、中世の修道院と思われる人物達が2列に並び、階段を上っていたり降りていたりする絵画。

階段を上っているように見ても、一周回ると元の場所へたどりついてしまい、永遠と上りと下りを繰り返す不思議な作品です。

「上昇と下降」は、不可能図形と呼ばれるペンローズの階段から影響を受けた作品と言われており、1961年の「滝」という作品にもこの概念は繋がっています。

<エッシャーの代表的な絵画「滝」>
「滝」は、「上昇と下降」の作品で描かれている無限階段をさらに進展させた作品です。

水道橋と水車を描いた水車小屋ですが、水の流れが実際にはあり得ない動きをするところが特徴的。

水路に沿って滝の底に流れ落ちたはずの水が、水路を下っているようにみせて滝の頂上にたどり着いてしまいます。

このように落ちたはずの水がいつの間にか出発地点戻るということを永遠に繰り返しており、「上昇と下降」と似通った部分の多い作品です。

「滝」もペンローズの不可能図形の構造を利用しています。

【錯視と絵画の違い】

一般的な2次元の絵画の場合、相対比率を活用し奥行きの錯覚をつくります。
しかし、エッシャーの作品は、矛盾する相対比率を利用して視覚的なパラドックスを活用しているのが特徴です。

錯視を利用することで実際にはあり得ない構造を絵画の中に描き出すエッシャーの作品は、一般的な絵画とは大きく違うと言えるでしょう。

最近では、グラフィックデザイナーの福田繁雄や数理工学者の杉原厚吉が、「滝」などの不可能図形作品の立体化を実現。

現代においても、エッシャーの作品が多くの人の興味を引きつけています。

【まとめ】

エッシャーの作品は、実現不可能な構造を絵画の中に描き出し、多くの人をその独特な世界観で魅了しています。
近年では、エッシャーの生い立ちや作品をおったドキュメンタリー映画が公開され、現代においても大衆の関心をひきつけてやみません。
人の目の錯覚を利用し、不思議な世界を見せてくれるエッシャーの作品は、他の絵画にはない魅力が多くつまっているといえます。

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