セミナー、ワークショップ、シンポジウム、、イベントタイトルで気をつけたいそれぞれの言葉の違い
近頃レンタルスペースやレンタルスタジオが増えたこともあり、様々なジャンルのワークショップやセミナーが開催されているのをよく目にします。
それぞれのスキルを身につけたい方に向けて開催したり、企業が顧客獲得のためにセミナーを開催し、その業界について理解を深めてもらう宣伝戦略も流行っています。
「スキルのある人に講師をしてもらいたい」
「セミナーをきっかけに企業について知ってもらいたい」
そのような企画をされている方へイベントのタイトルを付ける際に参考にして頂きたい、なんとなく意味合いが似ていて使い分け方が分からない
【セミナー、ワークショップ、シンポジウム】
の違いについてお話したいと思います。
【セミナー、ワークショップ、シンポジウム】
1.セミナーとは?
セミナーとはドイツ語の「ゼミナール」という事場が語源といわれています。
【小人数の学生が集まり,教師の指導の下に自ら研究し,発表・討論を行う形式の授業。演習。ゼミ。セミナー。】
引用:広辞苑より
ゼミナールは一般的に、講師の先生と生徒(参加者)が少人数で開催され、一方的に講師の先生が話す講義とは違い、生徒(参加者)も発言をしたり討論を行ったりする場合があるようです。
ただ話しを聞くだけではなく自分の意見を考えながら参加するようなイメージです。
2.ワークショップとは?
ワークショップという言葉が浸透してきたのはつい最近のような気がします。
ワークショップとは一言で「体験型」のセミナーです。
ただ座って話しを聞くものとは異なり、例えば何かを作成してみたり、実際に体を動かして学習するものを言います。
最近人気のワークショップだとラテアート世界チャンピョンのバリスタが講師を務め、実際にラテアートを作ってみるワークショップや、カメラマンが講師を務め、上手な写真の撮り方を教えるワークショップなどがあります。
3.シンポジウムとは?
ひとつのテーマについて様々な意見を持った何人かが講演を行います。
討論会の後にはオーディエンスの質問に答える質疑応答の時間が設けられている事が多いです。
様々な意見を聞いてみたいというときにはシンポジウムがおすすめです。
セミナーなどイベントの開き方
・企画の内容を考える
→どのような行程で進め、着地点をどこに設定するかが重要です。
着地点をきちんと設定しないとふわっと終了してしまい、参加者にとって不完全燃焼な印象を残しかねます。
・講習会のスタイルを考える(座学にするか、体験型にするか等)
→企画のテーマにもよりますが、座学よりも体験型のワークショップの方が講師と参加者との距離が近くなり、その時間を一緒に楽しめる印象です。
・参加人数の設定
→どのくらいの規模で開催するかは、レンタルスペースの手配をするためにもかなり重要です。
あまりにも大人数にしてしまうと、一人ひとりに目が届きにくく、参加者の方の満足度が減ってしまう可能性もあるので、大人数で開催の場合ならアシスタントを付けるなどしてまんべんなく目が届くように配慮しましょう。
・レンタルスペース等開催場所の確保(部屋のデコレーションやテーブルなどの手配)
→レンタルスペースを選ぶ際、大切なのは部屋の規模感だけではなく、行うイベントの内容に合った空間かどうかもかなり重要なポイントとなります。お堅い内容なのにファンシーな場所であったり、作業台が多く必要なのにテーブルが多く置けないなど、イベントの内容やテーマに添った環境づくりも大切です。
事前の確認をしっかりと行いましょう。
・参加費の設定
→費用の設定はなかなか難しいかと思います。有料にするか、無料にするか。。
大きな利益を望まないにしても、開催に際して掛かる費用やワークショップで使う材料費などがかかるのでそれなりの参加費を頂かないわけには行かないと思います。かといってあまりに高すぎても集客が難しいです
イベント開催し始めはあまり利益を望まず、経験と実績を積むためのものだと割り切って開催することをおすすめします。
企業の広報活動を目的としたセミナーやイベントの集客を目的としたひとつのコンテンツとして行う場合は無料に設定することが多いかもしれません。
最後に
セミナーやワークショップなどのイベントは参加者だけでなく、主催者、講師にとっても得るものが多いものだと思います。
是非自分が持っているスキルや情報を多くの人へ発信してみてはいかがでしょうか?
記事:Rico
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