フリーランスの映像クリエイターが生き残るために必要なこと
2000年頃から急激に需要が高まっていった映像クリエイター。
かつては仕事に困らない職業でした。
しかし今、フリーランスの映像クリエイターとして生きていくにはかなり厳しくなりました。
高性能のカメラ、高速のネット環境、無料の動画編集ソフトなど、誰もが簡単に手に入ります。
企業やユーザーは、簡単な動画編集であれば、わざわざクリエイターに頼まなくても自力でできてしまうのです。
そんな現代、フリーランスの映像クリエイターに生きる道はあるのか?
生き残るために何が必要なのか?
今回は映像クリエイターの生きる道について、お伝えします。
1:専門的な技術に特化する
大切なことは、「簡単な編集は誰でもできる時代」になっただけで、クリエイターの需要が減った訳ではありません。
より高いクオリティの映像が必要な時、やはりプロに依頼するしかありません。
映像クリエイターで生き残るためには、顧客を120%満足させるプロであること。
それが最も大切といえます。
それでは、優れた映像クリエイターを目指すには、どんな技術を磨けば良いのでしょうか。
1-1:VR業界のクリエイターの技術を身につける
2016年以降、playstationVRやOculusGOをはじめ、様々なVR機器が家庭に普及し、VRゲームのプレイヤーは増加しています。
売上は2020年で612億ドル、前年比25%増です。
ゲーム以外でも、コンサートやスポーツなどのイベント、旅行、企業や大学の紹介にまでVRの波は押し寄せています。
そして忘れてはいけないのがアダルト業界。
DMMアダルトVRの売り上げも飛躍的に伸びており、今や通常の動画を追い抜く勢いです。
そんなVR業界のクリエイターになる事で、他者とは違ったステージに上がれます。
VRクリエイターに特別な資格は無く、コンテンツを作成するのに必要なプログラミングスキルや3DCGスキルを磨く必要があります。
VRは今後、映像クリエイターとして生き残るためには間違いなく有利となる技術でしょう。
1-2:アニメーション業界
アニメ王国である日本において、アニメーションの需要が途切れる事はありません。
簡単なアニメーションであれば誰でも作れるこの時代でも、ユーザーは差別化のために、
より高いクオリティのアニメーションを求めます。
他の映像クリエイターと違って、圧倒的に画力が必要となり、ユーザーの好みが強く反映されます。
しかし、一度成功すると圧倒的な需要が生まれるのがアニメーション業界です。
今までのクリエイター人生で、まだアニメーションと深く関わっていなかったとしたら、この機会に見直しても良いかもしれません。
2:発信力を高める
現代は「誰でも簡単に動画編集できる時代」であると共に「誰でも簡単に発信できる時代」でもあります。
そんな現代に合わせ、自身の磨き上げたスキルを企業へ売り込むのではなく、自ら情報発信するのも一つの方法です。
2-1:ソーシャルメディアの活用
YouTubeやニコニコ動画を用いて、誰もが動画を作成、編集、発信をしています。
「簡単な動画編集は、勉強すれば誰でもできる」、それはつまり、「簡単な動画編集を学びたいユーザーが大勢居る」と言えます。
自分自身で簡単な動画は撮影し、それを皆に見てほしいと願う人々は大勢います。では、そんな人々は技術をどこから学ぶのでしょうか。彼らは技術をソーシャルメディアから学んでいます。
フリーランスの映像クリエイターとして、そういったユーザーに対しメディアを通じて発信する立場になるのも一つの方法です。
自分が作成・編集した動画そのものを売り込むのではなく、それを宣伝材料として、ユーザーに対し、需要のある技術の情報を発信して収入へ繋げていく方法になります。
スタート時は安定した収入には繋がらないかもしれませんが、その地位を確立すれば安定した収入に繋がるでしょう。
2-2:他者との協力
フリーランスとして活動していく上で、1人の力では限界があります。時に企業や、個人の力を借りるのも有効です。
自分のイメージした映像を作りたい時、それが実写であるならば、優秀なモデルや演者が必要となります。
映像の仕事を受ける上でも、組織の力を借りる事により、自分に合った仕事を効率よく発見できる可能性が高まるかもしれません。
4:まとめ
映像クリエイターとしての需要は、今後も続くことは間違い無いでしょう。
ただし、誰でもクリエイターを目指せるこの時代では、他者との差別化がより重要となります。
「専門的な技術を身に付ける」「発信力を身に付け、指導者となる」「他者と積極的に協力する」。
こういったアクションが生き残るための大きな助けになるでしょう。
また、選択肢の1つとして映像作成に必要なモデルやパフォーマーを、次のサイトから依頼する方法があります。
こちらには優秀なパフォーマーが多数在籍しています。
また、自分自身が映像クリエイターとして登録し、映像の仕事の依頼を受けることでチャンスを掴めるかもしれません。