Tint Room パフォーマー募集中/パフォーマー一覧はコチラ

今更きけないクラウドファンディングって?

今更きけないクラウドファンディングって?

今更きけないクラウドファンディングって?

article41

キングコング西野さん活用を皮切りに、クラウドファンディングを活用する芸能人の方が急増しています。
シャンプーハットの「てつじ」さんなどは、ラーメン用の鉢を「SILKHAT」で資金を集め、作ったりしています。

ここで一つ疑問に思うのが、
「有名人でなくても、クラウドファンディングを成功させられるのだろうか?」でしょう。

キングコングの西野さんなどは、川西市の美術館建設のための費用をクラウドファンディングで集めようとして騒動になっていましたが、西野氏が集めようとしていたのは三億円規模でした。

“一般人”がそこまでの規模を集めることはできるのでしょうか?

クラウドファンディングは、儲けるためではない

クラウドファンディングを、「先行販売」のようなものだと認識しても間違いではありませんが、正確には違います。

クラウドファンディングとは、「未来にリターンを提示して、そのリターンに同意した人が、そのリターン分の商品を買う」というサイクルでなりたっています。

どこの誰が運営しているのか分からないクラウドファンディングサイトを除けば、「企画」それ自体にサイト側から審査が入りますし、そもそも企画に対し、『怪しいな』と受け取った人々が多数であれば、クラウドファンディングで企画は実行されません。

「詐欺」に合う可能性はもちろんあります。
2017年に、アメリカで発生した「1000円を恵んでくれたホームレスの人を見つけたい」というストーリーは、そもそも作り話であったことが後に発覚しています。

しかし、そのアメリカのホームレス詐欺事件のケースでは、クラウドファンディングのフォーマット提供側が、詐欺被害者に全額を補償しました。

ストーリーが必要

結論から言うと、有名人でなくともクラウドファンディングは成功させられます。
あまりいい例ではありませんが、上述したホームレス詐欺のクラウドファンディングも、実行したのは無名の3人でした。そして、集めた総額は4500万円にものぼったと言われています。

彼らにあったのは、「ストーリー」です。

まず、偶然誰かに助けられ、その人探したいという映画ばりのシナリオがあったからこそ、人々の注目を集めることができました。

例えば、「最高のラーメン鉢を作りたい」という企画にしろ、「なぜ作りたいのか?」が重要になってきます。

例えば、ラーメンを食べるときにスプーンではなくレンゲが用いられるのは、もちろん「伝統」も影響していますが、レンゲがあるとまるめた麺をまとめて持ち上げられるからです。
また、麺は伸びやすいので、できるだけ早くラーメンが食べられる事情も絡んでいます。

ではなぜ「別注のラーメン鉢」が必要なのでしょうか? てつじさんの描く「ストーリー」はこうです。

「ラーメンというのは、暗黙の了解で”1杯1000円以下”であることが求められている。そして、大多数のラーメン屋は海外製の量産の鉢を使う。基本的に鉢は大きめに作られており、不自然な盛り付け量を避けるために、その鉢に合わせた原価でラーメンを作ることを強いられている。”高級ラーメン”を1000円以下で作るためには、小さめの鉢が必要である」

こうやって、ロジックによってクラウドファンディングの目的を説明し、賛同を得なければなりません。

儲けを考えない

クラウドファンディングで儲けることを考えると、十中八九失敗します。
作家の方がしばしクラウドファンディングで「サイン本の配布」を行っていますが、送料込みだと赤字であることがほとんど。
それでも彼らがサイン本を配布するのは、それが販売実績に繋がり、宣伝になるためです。

クラウドファンディングで皆が皆「利益」を目的に行っているのなら、儲けを第一に資金を募っても成功できる余地があるかも知れませんが、有名・無名を問わず、クラウドファンディングは利益度外視で基本的に行われています。

マネタイズをクラウドファンディングに設定するのではなく、それ以外で設定する必要がります。
キングコング西野さんの場合は、月額制のオンラインサロンの会員です。
そこで彼の場合は底的な収入を見込めるので、クラウドファンディングで募る資金以上のリターンを設定することができます。

日本一周を例に

例えば「日本一周がしたい」というクラウドファンディングならば、
「そのお店の特産物を送る」
「その場所で、一日あなたのお手伝いをする」

など、応援資金に応じてリターンを設定する必要があります。

人を一人日雇いで雇おうと思えば、1万円以上はかかります。交通費も考えると、それ以上でしょう。しかし、そこであえて「一日お手伝い券」を「1万5000円」で設定し、まず資金を募ります。そこでリターン目当てにある程度集まります。

ハロー効果といって、「信用のある人が紹介する商品が、よいものに見える」現象が人間にありますが、ある程度資金が集まったところで「この人は、それなりに信用がある人なんだな」と分かります。

この「信用」はあっという間に失墜するものですが、小さな額のクラウドファンディングを成功を積み重ねれば、それがやがて大きなものになりえます。
知名度がない場合が、まずストーリーを練って、小さなものから積み重ねて行きましょう。

TintRoomへのお問合せ/仕事の依頼/クリエイター登録など

ツールカテゴリの最新記事

advanced-floating-content-close-btn
TintRoomへ依頼や問合せ