バーチャルYouTuberになるにはどれくらい費用が必要?相場まとめ
動画配信をする方が増えている現在、配信をするキャラクターも多種多様になってきています。
従来のYouTuberではなくバーチャルYouTuberというキャラクターも出てきているのをご存知でしょうか。
今回はこのバーチャルYouTuberの説明と実際スタートするのにどれくらい必要なのかを纏めてみました。
これからチャレンジしてみたい方はぜひ参考にしてみてください。
1:バーチャルYouTuberとは
バーチャルYouTuberとは仮想のキャラクターをパソコンやスマホのアプリで作成、そのキャラクターを使って動画を配信するYouTuberのことです。
表情や動きなども豊かでまるで実際に人間がそこで動いて喋っているようなリアルな感じが強いですね。
バーチャルYouTuberの火付け役としては最も有名な「キズナアイ」というキャラクターがいて、日本政府観光局のキャラクターに選ばれるなど活動の幅を広げています。
また最近では茨城県の公式キャラクターとして、茨ひよりというバーチャルYouTuberが活動していることも話題になりました。
2:バーチャルYouTuberのメリット
実際のYouTuberと違う、バーチャルYouTuberのメリットは何のでしょうか。
やはり一番は仮想のキャラクターを作成して配信するので、配信者も自身の顔を出す必要がなく顔がバレるのを避けられるということでしょう。
会社や学校の関係者に配信をしていることが分かるのを避けたい方や、顔バレすることでの日常での様々なリスクを心配される方は配信のハードルが低くなるではないでしょうか。
またバーチャルYouTuberだけでなく情報を配信していくことは新しい人間関係など見知らぬ人との繋がりを作ることができるという良さもあります。
実際に顔を出しての配信には抵抗感のある方でも、バーチャルYouTuberでしたらそのハードルは下がるので配信をしてみやすいというメリットもありそうですね。
3:バーチャルYouTuberをスタートするのに必要な機材と相場
それでは実際にバーチャルYouTuberをスタートするのに必要なものはなんなのでしょうか。
今回は一般的な、PCを利用して3Dのキャラクターを配信する場合を考えてみます。
3-1:キャラクターを作る
まずは配信をするキャラクターを設定します。最もメジャーな制作ソフトが「FaceRig」というものです。
こちらはSteamというサイトで購入するのですが、こちらの価格は1,500円程度です。
FaceRigはいわば『自動口パクソフト』のことです。
配信者が自分がしゃべるとキャラクターが表情を読み取り、話してくれたり、表情を変えてくれます。
手軽にバーチャルなキャラクターを作ることができます。
3-2:WebカメラとPC
次に配信をするための、映像を写すWebカメラを用意します。
バーチャルYouTuberでは配信者の頭の動きや表情を読み取るためにPCにWebカメラをつける必要があります。
これはどこまでの機能を求めるかにより機材の種類や価格も大きく変わってきます。
手軽にまず配信をしてみたいということなら、エレコムのUCAM-C520FEBKや、バッファローのBSW500MBKなどがスペックや価格の面でもバランスが良いでしょう。
概ね4,000円~5,000円で購入できます。
また3Dキャラを自由に動かしたいならVRヘッドセットなどの機材が必要になります。
こちらはWebカメラと違い値段も高くなってきます。
良く使われているHTC VIVEという機材では中古でも4万円から5万円するということもあり、カメラだけに比べると価格は上がります。
その分全身を写してダイナミックな動きも撮れることから動画の幅が広がりそうですね。
配信をするためのPCは、キャラクターにどこまでの動きをさせるかでスペックが変わってきます。
Webカメラを利用してスタートするのなら、それほどスペックは必要がないので5万円~10万円程度のPCで問題ないでしょう。
VRヘッドセットを利用しての配信となるともう少し高スペックが必要です。
処理能力を考えると、15万円程度のものは必要になってきますね。
4:まとめ
今回はバーチャルYouTuberを始めるために用意するものとその相場について考えてきました。
初期コストを低くスタートするには、PC、Webカメラ、FaceRigの組み合わせで問題ないと思われます。
その場合ですと、6万円ほどあればスタートできますね。PCが既に手元にあれば1万円かからずスタートできそうです。
新しい自分で、新たな繋がりを作ることができる可能性のあるバーチャルYouTuberを始めるには検討しやすい価格なのではないでしょうか。
まずはご自身でバーチャルYouTuberの動画などをご覧になり、興味を持たれたら挑戦してみてはいかがでしょうか?